文系大学院入試の受験勉強方法や対策方法をまとめました!筆記試験や研究計画書、面接の対策とは?

この記事では、現役国立大学院生の筆者が文系大学院入試の勉強法や対策について説明していきます。

どういった筆記試験が行われるの?

大学院入試の筆記試験では、基本的に次の2つが行われます。

  1. 専門科目
  2. 英語

専門科目の受験勉強法、対策方法

専門科目は経済学や心理学といった自分が専攻したい分野に関する試験です。

まず基本的な勉強法として、その分野の入門的なテキストを読み込むのがおすすめです。その分野に関する基本的な内容が網羅されているような本が良いです。たとえば経営学であれば入門的なテキストとして、「ゼミナール経営学入門」、「経営学への招待」などが挙げられます。

次に専門科目の対策方法ですが、これは受験する大学院の過去問を解くことがおすすめです。大学院入試では大学院ごとに筆記試験の内容がかなり異なるため、受験したい大学院の過去問をみておくことは必須といえます。

過去問の入手方法は大学院によって異なりますが、①大学のホームページから閲覧、②郵送、③大学の図書館などで閲覧、④大学院の説明会で配布、といったものが挙げられます。もし受験したい大学院のホームページに過去問に関する記載がなければ、直接電話かメールで尋ねてみるのがいいと思います。

英語の受験勉強法、対策方法

大学院入試ではほとんどの大学院で英語の試験が行われます。TOEICやTOEFLの成績を事前に提出するタイプの大学院もありますが、この記事では省略します。大学院に入学すると英語の論文を読む機会が増えるため、入試対策にかかわらずやっておいたほうが良いです。

英語の試験も大学院によって出題形式が異なりますが、①長文の和訳、②要約、③書いてある内容の説明などが挙げられます。

このように出題形式が多様なため、英語の場合も受験する大学院の過去問を確認することは重要です。

基本的に英語を和訳する問題が多いので、対策としては①単語力の強化、②長文読解の力を鍛えることなどが挙げられます。

筆者がやった勉強法は、国内ニュースの英語版を読むことです。参考として毎日新聞の英語版サイトをあげておきます。

参考 The MainichiThe Mainichi

大学院入試では専門科目に限らず幅広い題材が出題されるため、様々なトピックに触れておいたほうが良いと思います。

また、自分の専門科目で頻出する単語は必ず抑えておきましょう。

こちらの『院単』という大学院入試用の単語帳はかなり便利なので、もっておいて損はないでしょう。

筆記試験以外で合否に影響するもの

筆記試験以外で合否に影響するものとして、次の2つが挙げられます。

  1. 研究計画書
  2. 面接(口述試験)

研究計画書とは?

研究計画書とは、自分の研究テーマや研究の目的や内容をまとめたものです。研究計画書の字数は大学院によって異なりますが、2000字程度でまとめることが多いようです。

研究計画書を書くコツ

研究計画書を書くコツとして、以下のものが挙げられます。

  1. 研究テーマを絞り込む
  2. 研究テーマに関連する先行研究を読む

1つ目のコツは、研究テーマを絞り込むことです。

著名な経営学者である伊丹敬之先生は、研究テーマを決める際には「入り口は狭く、奥行きは深く」というスタンスを持つことが重要だと述べています。入り口(研究テーマ)が狭ければ、具体的でとっつきやすいため分析を行いやすい。そして、その分析を行う中で様々な刺激を受け、新たな知恵が出てきて奥へ進むことができると指摘しています。

また、大学院の修士課程は2年間しかないため、あまりに壮大な研究テーマを設定すると修士論文が完成しないということになる可能性もあります。

2つ目のコツは、研究テーマに関連する先行研究を読むことです。先行研究とは、自分の研究より先に発表されている研究のことです。

先行研究を読むことによって、今までにどのような研究がなされてきたのか、先行研究に足りない部分などを把握することができます。

先行研究は「CiNii」や「Google Scholar」で検索することができるので、参考として挙げておきます。

参考 CiNiiCiNii 参考 Google ScholarGoogle Scholar

研究テーマは入学後でも変更できるので、あまりかたく考えず現時点で研究したことについて書けばいいと思います。

また、筆者が研究計画書を書く際に役立った本を挙げておきます。

面接(口述試験)の対策

面接(口述試験)では、面接官からの質問に答えていきます。基本的に自分が希望した指導教員(ゼミの先生)+数人の教員が面接官として座っています。

筆者は2つの大学院を受験しましたが、A大学院では面接官が4人、B大学院では面接官が5人いました。

質問される内容としては、志望動機、卒業後のキャリア、研究計画書の内容についてなどについて質問されます。

また、面接では聞かれたことに対して端的に答えるようにしましょう。

筆者が実際に質問されたこと

筆者は2校大学院を受験しましたが、その中で実際に質問されたことを書いていきます。

志望動機
志望動機はほぼ必ず聞かれる質問です。挨拶代わりのような質問なので、志望動機は事前に練り上げておきましょう。
卒業後のキャリア
卒業したらどういった職につきたいか博士課程への進学を考えているのかなどについて質問されました。
研究計画書の内容
研究計画書の内容について質問されました。かなり突っ込んだ質問をされる場合もあるので、研究計画書の内容についてはなるべく答えられるようにしておきましょう。無理に答えようとして論理的ではない受けこたえをしてしまうと、さらにツッコまれる可能性があるので注意が必要です。質問に答えることが難しい場合は、正直に勉強不足であることを伝えたほうがいいかもしれません。
英語や統計学はどの程度できるか
入学後に必要となる英語や統計学(研究方法によっては必要ありません)がどの程度できるか質問されました。筆者の場合、正直にあまり得意ではないと答えましたが合格しました。2校受けたうち1校不合格でしたが、面接での受け答えというより筆記試験の出来が悪かったことが原因だと思われます。
他の大学院を受験したか
他の大学院も受験しているのか質問されました。これも正直に他の大学院も受けていると答えました。合否には影響ないと思うので、正直に答えていいと思います。

最後に面接を受ける際の服装についてですが、スーツが良いと思います。筆記試験のときは私服の人も多かったですが、面接の際はほぼ全員スーツを着用していました。

服装で落とされることはないとは思いますが、やはり一番無難な服装はスーツだと思われます。

文系大学院入試に関するよくある質問

文系大学院入試は倍率低いけど落ちることはあるの?

合格ラインに達していなければ倍率に関係なくふつうに落ちます。私が受けた大学院では受験者の半数くらいが不合格になっていました。

文系大学院の推薦入試(筆記試験なし)の場合は落ちることはある?

私が聞いた話ではよっぽどのことがない限り落ちることはないそうです。たとえば口述試験で無言になったり支離滅裂なことを言うと落とされると受験した大学院の先生に聞きました。

他大学院を受験するときその大学の内部生より不利になるか?

筆記試験の傾向が掴みにくい、先生がどういう性格なのか分からないといった点では不利になると思います。ただしその他の点については平等なのかなと思います。たとえば京都大学の経営管理大学院のアドミッション・ポリシーには「入試審査に当たっては、本学出身者も他大学出身者と全く同等に扱っています」と記載されています。

おわりに

以上では、文系大学院入試の対策についてまとめてみました。もし何か質問などがあればコメント頂ければ回答させて頂きます。

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